CASE STUDIES

社会福祉法人文京槐の会 は~と・ピア
2026/8/17
施設種別
生活介護事業所
都道府県
東京都
規模
定員35名
課題
#
厨房設備なし
#
むせ込み・嚥下低下
採用形式
ミキサー食(介護食のみ)
施設の特徴
知的障害のある方や身体障害のある方が日中通所し、地域活動などを行う生活介護事業所。昼食は仕出し弁当を活用しており、厨房設備を持たない中で利用者様一人ひとりの状態に合わせた食事提供を行っている。

お話をお伺いしたかた
社会福祉法人文京槐の会
は~と・ピア
サービス管理責任者 市川 順子様、支援員 渡邉優佳様
喜びの声
職員全員が納得した「おいしさ」と「飲み込みやすさ」
特別な設備投資は不要、既存の小スペースで無理なく運用
むせ込みが減り、利用者様が安心して「完食」できる食事に
導入の背景
は~と・ピアでは、日中通所される利用者様へ仕出し弁当を提供しており、刻み食までは弁当業者が対応していました。新しく通所される方へミキサー食の提供が必要なことがわかり、さらに既存利用者様もおひとり、加齢による嚥下機能の低下から食事中のむせ込みが見られたことから、ミキサー食の導入を検討することになりました。
施設内に小さなキッチンがあるものの、きちんとした厨房設備がないため調理ができず、ミキサー食の提供はできません。そこで、ミキサー食を扱っている全国の介護食メーカーからサンプルを取り寄せたり、介護食フェアの試食会に参加したりして、5社の商品を比較・試食しながら検討を進めることになりました。

施設内のキッチン。シンクと電子レンジ、ポットしかないので本格的な調理はできない
導入の決め手
何を使うか決めるために、常勤・非常勤を含む職員16名全員で試食を実施しました。比較した各社商品の中で、ベネッセパレットを選んだ理由は「味」と「食感」です。
「素材の味がしっかりしていて、おいしい。そして飲み込みやすい食感だった」これがいちばんの決め手でした。
他社商品は、ざらつきが残るものがあったり、固いものがあったり、ミキサー食なのに、だらだら流れてしまったり……正直、飲み込みに不安を感じる商品もありました。一方でベネッセパレットは、なめらかな食感で、まとまりもよく飲み込みやすい。職員全員が「これが良い」と評価しました。
また、
• 2食からでも利用できること
• 大量発注をしなくても発注ができること
• は~と・ピアの限られた保管スペースでも運用できること
• コスト面で納得感があったこと
も導入を後押ししました。

たまたま施設内にあった冷凍庫。小さな冷凍庫だが、2週間分の昼の食材を保管できる。冷凍庫の下に台車をつけて可動式に。
導入後の効果・よかったこと
特に変化が大きかったのは、83歳の利用者様。以前は仕出し弁当のきざみ食に、職員がとろみをつけて提供していましたが、むせ込みや食べ残しが見られていました。ベネッセパレット導入後は、「飲み込みやすく、お腹に入っていく」とご本人からも前向きな声が聞かれるようになりました。特にゼリー粥を気に入られており、「お米が甘くておいしい」と喜ばれています。また、付着性が高いと言われている魚のおかずも、以前は飲み込みにくさがありましたが、現在は問題なく完食されています。
もう一人の利用者様も、多くのメニューを完食されており、安定した食事提供につながっています。

朝、水で解凍し、湯せんにかけて使用。ボウルに入れ、倒れないようにココット(器)を裏返して支えにするなど工夫

湯せんしてあたためたら袋を開けて絞り出すだけ。16名のスタッフだれが担当しても同じものを提供できる

提供トレイの様子。利用者様が持ちやすい食器や、職員が介助しやすい食器を選定するなど工夫している。
導入にあたって準備したこと
導入にあたり大きな設備投資は行っていません。施設内にたまたま使用していなかった小さな冷凍庫があり、それを保管庫として活用しました。現在は月2~3回程度の頻度で発注し、利用状況や在庫量を確認しながら運用しています。
調理についても特別な設備は不要で、
1. 冷凍状態で保管
2. 使用前に解凍
3. 湯せんで温め
4. 用意した食器に盛り付け
という流れで提供しています。
導入を検討されているかたへ
私たちは食事を提供する立場ですが、実際に食べるのは利用者様です。導入してみて『飲み込みやすい』『おいしい』という声を直接聞けるようになり、導入してよかったと感じています。利用者様が安心して食事を楽しめることが何より大切ですし、その一方で、厨房設備がない環境でも無理なく運用できることは現場にとっても大きなメリットです。利用者様の満足と職員の負担軽減、その両方につながっていると感じています。
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